STORY


寂れたダイニングバーで獲物を物色するスキンヘッドの男(奥田庸介)。彼は見知らぬ女性に声をかけては薬で正体不明にさせ、裸の写真を撮って強請りを働くサイテーの男。今夜もまたひとりの女が彼の毒牙にかかる。しかし女はヤクザ(芦川誠)の下で働く商売女だった。怒り狂ったヤクザ一味に、母親と住む自宅に押し入られたスキンヘッドは、1週間以内に200万円払わないと殺すと逆に恐喝されるハメに。行きつけのバーのマスターに強引に大麻を売りつけることで金を作ったスキンヘッドだったが、約束の金額には程遠い。

 

その大麻の運び屋となったのが、リーゼントの男(板橋駿谷)。現在は恋人(岩田恵里)のためにまっとうな職に就こうとしていたが、就職面接で意気揚々と前科を語るような究極のバカ男。恋人を愛する気持ちは誰よりも強いものの、彼女の誕生日プレゼントを用意する金もない。仕方なくバーのマスターに持ちかけられて運び屋稼業を再開、わずかばかりの金を手にした。

 

数日遅れて恋人の誕生日を祝うリーゼント。恋人は喜ぶものの、それが運び屋で得た金と分かり大喧嘩に。リーゼントのもとを飛び出し、独りダイニング・バーで傷を癒す女に近づくスキンヘッド。人恋しさから思わずスキンヘッドに気を許した彼女は、彼の罠にはめられる。

 

借金の肩代わりにされた女は、デリヘル嬢として客をとるようになった。おかしいとは思いながらも、負のスパイラルを断ち切ることができない流され易い女。一方、恋人が去って落ち込むリーゼントは、バーのマスターからたまたま彼女が男とホテルに入るところ見たと聞かされる。我を失ったリーゼントは、夜の歓楽街を猛然と走っていく。

 

ホテルから恋人を救い出したリーゼントは、彼女を地獄に突き落としたスキンヘッドの元へ向かう。愛する者を弄ばれたリーゼントの怒りが炸裂するが、スキンヘッドも負けじと対抗。そこにやってきたのは大事な商売道具に逃げられたヤクザ一味だった。彼らはふたりをまとめて拉致、凄惨なリンチを繰り返す。卑劣な者たちの壮絶で愚かな闘い。果たして彼らは、この汚れた街から脱出できるのだろうか……?

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